2018 年 19 巻 2 号 p. 69-73
地域包括ケアシステムに参画する保険薬局は、服薬指導に加え、必要に応じ食事に関わる指導も求められる。そこで、薬剤師と管理栄養士の連携が患者への質の高い指導に及ぼす可能性について検討することを目的にアンケート調査を実施した。調査は株式会社フォーラルのすべての薬剤師、管理栄養士を対象に行った。店頭での栄養相談では1週間に、薬剤師は27.8%、管理栄養士は52.6%実施していた。しかしながら、在宅での管理栄養士の関わりは限定的であり、在宅現場での薬剤師と管理栄養士の連携を促進するための制度的な対応も望まれると考えられた。