医療マネジメント学会雑誌
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固定チームナーシングの導入によるリスクマネジメント効果
若嶋 壽喜子
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2004 年 5 巻 3 号 p. 447-453

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抄録
当病棟における従来の日替わりチームナーシングでは, 個の責任が不明確で個別的・継続的な看護が展開できなかった. そこで患者一人ひとりにあった質の高い看護サービスを提供するために, 継続受持ち制を原則とする固定チームナーシングを導入した. その結果, 転倒・転落件数が減少すると共に褥瘡対策の改善など, リスクマネジメント面で効果が得られた.
これは, 担当する患者グループの固定化や受持ち看護師の継続した関わり等で患者との距離が縮まり, 個々の患者に必要な看護が見えてきたことや, 情報交換が活発になったことで, リスクを予測して看護ができるようになったことの成果である. また, 固定チームナーシングはケアや処置方法の周知徹底が図りやすく, チーム全体で統一した看護が実施できる.
この看護方式を導入して, 看護師一人ひとりがその役割と責任を果たしていくことで看護の目標を達成できたことが各々の自信と成長に繋がり, チーム全体が向上した.
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