抄録
当院の療養病棟では, 入院から退院までの長期計画のオーバービュー形式クリティカルパス (以下長期パス) を用いていた. しかし, 退院に関しては, 患者家族と医療者の意向の違いでトラブルを生じたり, 退院後の介護に対するサポート体制の不備などの問題があり, 入院が長期化する傾向にあった.
これらの問題を克服するために, 長期パスに退院計画に関する合同カンファレンス (以下退院相談会議) を取り入れた結果, 退院調整がスムースになり, 平均在院日数が短縮した.
慢性期患者の退院調整において, 多職種によるチームアプローチをシステム化したことは, 長期入院患者の退院に有効であった.