日本保健科学学会誌
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我が国における訪問作業療法の介⼊戦略に関する研究 ―作業遂⾏改善へのOT介⼊の分析―
川端 敦史⽯橋 裕古⽥ 憲⼀郎森 園⼦
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2018 年 21 巻 Supplement 号 p. 26

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抄録
【⽬的】訪問リハ振興財団では,訪問リハを「利⽤者の⽣活の場に伺い, ⽇常⽣活の⾃⽴と家庭内さらには社会参加(作業参加)の向上を図る」と定義している.本研究の⽬的は,訪問作業療法(以下,訪問OT)の症例報告を対象に,作業参加の下位概念である作業遂⾏の視点から訪問OTの介⼊戦略を明らかにすることである.【⽅法】医学中央雑誌にて,検索語「訪問」,「作業療法」を組み合わせ,原著論⽂と症例報告を対象とした.地⽅学会誌,クライアント(以下,CL)が在宅⽣活していないものは分析から除外した.検討内容は作業遂⾏へのOT戦略をカテゴリー 毎に分類した.【結果】19 ⽂献を分析対象とした.訪問OT の介⼊戦略は98項⽬あり,OT戦略は98項⽬存在し,分類した結果⟨CL に病態・現状,作業療法の⽬的を伝える⟩⟨CL の⽣活史を踏まえた作業を提供し,動機づけを⾏う⟩⟨実際の⽣活場⾯で必要な動作を繰返し練習する⟩⟨課題の調整・環境設定を⾏う⟩⟨介護者・近隣住⺠へ援助⽅法を伝える⟩⟨正のフィードバックを⾏う⟩⟨新しい環境への参加を促し,それに伴うCLの不安感に寄り添う⟩⟨介護負担を考慮し,介護者の不安と向き合う⟩の8 カテゴリーを作成できた.【考察】訪問OT での⽀援は,「⼈」や「環境」に対する⽀援は様々な戦略が⽤いられていることが⽰唆された.さらに,段階付けや課題調整といった「課題」への視点が含まれることで,より包括的な介⼊になると考える.
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