2019 年 65 巻 6 号 p. 175-180
免疫チェックポイント阻害剤の一つである Nivolumab を投与した再発・転移頭頸部扁平上皮癌症例 38 例について治療効果を解析するとともに、有害事象を来した症例について呈示した。最良治療効果は PR 9例、SD 10 例、PD 12 例であった。奏効率は 27.3%、臨床的有用率は 57.6%であった。1 年粗生存率は 32.3%、1 年無増悪生存率は 18.2%であった。免疫関連有害事象として間質性肺炎 1 例、甲状腺機能亢進 1 例、肝機能障害 2 例、甲状腺機能低下 2 例、関節炎 1 例を認めた。重篤な有害事象として grade 3 の間質性肺炎、grade 4 の肝機能障害を認めた。Nivolumab は優れた治療効果が望める一方、投与に際しては注意深い経過観察も必要である。