耳鼻と臨床
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症例報告
術後病理で判明した鼻腔呼吸上皮腺腫様過誤腫(respiratory epithelial adenomatoid hamartoma)の 2 例
山本 昌和田中 藤信松本 浩平森 彩加近松 春奈伊東 正博添田 李子西 秀昭熊井 良彦
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2021 年 67 巻 4 号 p. 256-262

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抄録

呼吸上皮腺腫様過誤腫(REAH;respiratory epithelial adenomatoid hamartoma)とは、鼻・副鼻腔に生じた過誤腫であるといわれている。今回われわれは、術前の臨床所見から通常の慢性副鼻腔炎や乳頭腫を疑い、内視鏡下鼻副鼻腔手術を行った後に、術後病理で REAH と確定診断した症例を 2 例経験した。REAH は CT 画像上、非特異的な軟部組織陰影と認識されるのみのため、画像診断をもって、他の副鼻腔疾患と鑑別することは困難である。一方肉眼所見は、炎症性ポリープと類似しているため、シェーバーで炎症性ポリープとの判断のもと掻爬され、病理診断を経ぬままに、見過ごされている例もあると思われる。今後疾患概念が広く認知されるためには、さらなる症例集積が必要であると考え、今回 2 例の症例の詳細と若干の文献的考察を併せて報告する。

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