琉球大学大学院医学研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科学講座
2025 年 71 巻 3 号 p. 120-126
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今回われわれは側頭部皮下に広く進展し、真珠腫の再発が疑われた 1 例を経験したが、側頭部の良性腫瘤で真珠腫の罹患歴や手術歴がある場合には、真珠腫の再発を念頭に置くべきと思われた。また本症例は無症状のまま長期の経過をたどったが、その理由として真珠腫母膜の肥厚により感染が抑制されたことが挙げられる。さらに真珠腫が削開後の乳突洞から側頭部皮下へ直接侵入することで腫瘤内容物の圧が減じ、結果として側頭骨や骨迷路の破壊が免れたことも一因として推察された。
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