耳鼻と臨床
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平衡機能検査, それぞれの特徴
安田 宏一
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1993 年 39 巻 6 号 p. 1035-1039

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抄録

平衡機能検査8種 (自発眼振検査, 頭位眼振検査, 指示検査, 書字検査, 歩行検査, 足踏検査, 回転検査, 温度検査) について, その方法, 特徴, やり方のこつなどを論じた. それぞれの適した場面に応じて, これらの検査を選ぶのがよいが, 一般的には, 自発眼振検査と頭位眼振検査と足踏検査の3つを行い, 診断と経過の指標にするのがよい. この3つの検査を行うとすれば, 時間は5分程度しかからない. 温度検査は冷刺激よりも温刺激の方が, 患側を決定するのに誤りが少ない

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