抄録
近年, オフィスは情報化され人間は多くのストレスをためている.こうした状況では心身症などを誘発することもある.よって, 効率的で作業負担の少ない作業環境の設計が重要である.そこで本研究は, VDT作業において, 作業環境要因(香りとオフィスの大きさ)が被験者に及ぼす影響を実験により考察し, 適正な作業環境の設計要因を提案する.実験に用いた評価指標は, 生産性(作業能率, 作業品質), 作業負担(作業中の脳波出現量, 疲労自覚症状調査, 眼精疲労)である.研究の結果, VDT作業の適正な作業環境要因として, 香り(濃度20%の覚醒作用)と, オフィスの大きさ(4m×4m×2m)の重要性, また, その相乗効果が認められた.