2019 年 70 巻 1 号 p. 10-20
機械加工作業では,比較的早い段階で,仕上がり寸法を許容幅内に目標時間内で収めることのできる高能力群と,目標に到達するために,より多くの訓練が必要になる能力不足群が存在する.しかしながら,訓練期間の初期段階の結果だけで,目標に到達できるかを予測することは難しい.さらに訓練生ごとに容易に習得できる作業が異なり,訓練の結果から得られる寸法データもばらつきが大きいので,学習過程の傾向を把握しにくいという問題もある.そこで,本研究では機械加工作業を対象に,訓練生の習得状況に合わせた訓練方法を見出すために,反復訓練の初期段階までの評価から,後半の習得状況を予測し,学習過程の傾向を分類する方法を提案する.さらに事例への適用を通じて,分類方法の有効性を示す.