2026 年 76 巻 4 号 p. 125-137
近年の顧客ニーズの多様化に合わせて, 状況に応じて見込み生産と受注生産を切替可能な動的MTS/MTOハイブリッドシステムが提案されている.このシステムは少ないマシンで高い稼働率を維持して製品を生産可能である反面, 頻繁なマシン切り替えの発生リスクもある.本研究では, 動的ハイブリッドシステムに対してハイブリッドマシンの切り替えを部分的に制限する切替方式を提案した.数値実験により, 提案方式によるマシン切替頻度の抑制効果, 及びMTS需要が多く到着する場合のコスト削減効果を明らかにした.また, 有効な運用ルールを高速に求めるヒューリスティックも提案し, 少ない探索回数で近似最適解を探索可能なことも示した.