観光研究
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論文
浴場利用者による温泉地に対する受益と負担の認識の特徴
―由布院温泉浴場利用者を対象とした試行的アンケート調査を基に―
横関 隆登
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ジャーナル オープンアクセス

2018 年 29 巻 2 号 p. 63-74

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抄録
本研究は温泉地に対する受益と負担の認識を把握し、浴場利用者の特徴を見出すことを目的とした。対象は由布院温泉の浴場利用者とした。アンケート調査の結果、293 名の浴場利用者から調査票を回収できた。そして来訪動機を分析した結果、浴場利用者を4 つの類型に区分できた。さらに支払意識を分析した結果、それらの類型に相違点を見出した。浴場利用者は、浴場だけに限らず浴場周辺の温泉地で受益を享受している場合、温泉地からの新たな負担依頼に対して許容・納得する傾向があることが明らかになった。
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© 2018 日本観光研究学会
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