北海道大学大学院 国際広報メディア・観光学院
2025 年 37 巻 3 号 p. 86-95
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本研究は、アメリカの歴史家ダニエル・J・ブーアスティンが提唱した擬似イベント論を、彼の歴史観の検討を通じて再解釈することを目的とする。これまでブーアスティンの理論は観光の擬似性を指摘したマスツーリズム批判として解釈されてきた。ブーアスティンが歴史家として捉えてきたアメリカ史における民主主義や技術革新といった要因を踏まえた再検討によって、擬似イベント論が単なるマスツーリズム批判には留まらない議論であることを明らかにする。
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