主催: 日本観光研究学会
会議名: 日本観光研究学会全国大会
回次: 38
開催地: 文教大学東京あだちキャンパス(東京都)
開催日: 2023/12/08 - 2023/12/10
p. 33-38
本稿は、地方の温泉旅館での参与観察とインタビューをもとに、「公共領域」と「私的領域」の観点から外国人従業員の活動をとらえ、受け入れ寄り添う日本人の視点も含めて宿泊施設という空間の今を考察した。主体的な目的を持ち来日した外国人従業員は、境界の固定されない「公共領域」と「私的領域」を生きている。更に、インターネットを介する「公共的空間」を通して、外国人従業員の意識は自由に「親密圏」を形成していた。最後に、宿泊業人材の特性である流動性は変えようがなくとも、居心地の良い「親密圏」の形成につながる空間(職場)を増やすことが、人材不足という課題解決への可能性を含むという示唆につなげた。