日本看護評価学会誌
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看護管理者から見た病院において評価が必要な管理活動に関する調査
大西 麻未永田 文子長井 聡子菅田 勝也
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2014 年 4 巻 1 号 p. 13-21

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抄録
 本研究では,看護管理者の視点から,病院の看護サービスの質を高めるために行われている管理活動について,評価のニーズが高い活動を明らかにすることを目的として,デルファイ法による調査を行った.認定看護管理者281名を対象とした質問紙調査を行い,49名(17.4%)から回答を得た.5つのカテゴリーで分類される24の活動のうち,『評価ニーズが特に高い』と判断された活動は,看護部門のマネジメントに関する活動,有害事象の予防対策の領域に多く認められた.有害事象の予防対策のうち,褥瘡予防対策や転倒・転落予防対策などは,『評価ニーズが次に高い』と判断された.医療者-患者関係に関わる活動は,『評価ニーズがある』とは判断されない項目が多く,特に数値化された指標や効率の評価のニーズは低いと認識されていた.評価ニーズが高い領域の評価指標とその活用の充実を図るとともに,質的な方法も含めて医療者-患者関係を評価する手法を検討していく必要があると考えられる.
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© 2014 日本看護評価学会
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