2012 年 26 巻 2 号 p. 275-283
日本助産学会は,健康なローリスクの女性と新生児へのケア指針を示したエビデンスに基づく助産ケア―分娩期2012を作成した。ガイドラインを普及させるため,本稿ではガイドラインの内容を紹介している。ガイドラインには,29項目のクリニカルクエスチョンが含まれ,それぞれのクリニカルクエスチョンには,エビデンスの記述,解説,引用文献が記述されている。病院,診療所,助産所において,助産師がガイドラインに示されたケア指針を採択することで,エビデンスに基づいたケア,女性を中心としたケアを推進することができる。