2024 年 11 巻 1 号 p. 57-59
要旨:薬剤師の訪問薬剤指導は,2000年の介護保険制度が始まる前から行われていたが,医療従事者やと連携することが多かった.しかし,制度が始まり医療だけでなく介護従事者など様々な職種が関わることとなり,より一層薬剤師の専門性の発揮と多職種連携が求められた.在宅現場では,患者の生活実態に応じた薬剤指導が求められ,薬剤師だけの情報収集では難しい場面も多く,日頃からの連携が,結果的に患者の生活のQOLを改善することになる.さらに地域での多職種とのつながりだけでなく,全国的な在宅医療に関する他職種団体と交流することで,薬剤師の職能を発揮し様々な課題と職種横断的に解決できると考える.