日本外科系連合学会誌
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症例報告
腹腔鏡所見で絞扼性イレウスを否定しえた小腸アニサキスの1例
門川 佳央園田 憲太郎中嶋 早苗川部 篤江川 裕人
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2010 年 35 巻 2 号 p. 174-177

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抄録
 症例は57歳,男性.2009年1月5日夜より腹痛を自覚し,翌日当科紹介受診.腹部CTで中等量の腹水と小腸の拡張,ニボーが認められた.絞扼性イレウスの可能性も否定できず,緊急手術を施行.腹腔鏡による観察にて,混濁腹水と小腸に限局性の発赤,浮腫を認めたが絞扼性イレウスは否定的であり,手術を終えた.発症3週後の抗アニサキスIgG+IgA抗体が陽性となり,小腸アニサキス症と最終診断した.腹腔鏡による観察は,診断の難しい小腸アニサキス症に対して,非常に有用であると考えられた.
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© 2010 日本外科系連合学会
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