日本外科系連合学会誌
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症例報告
根治手術後に骨転移をきたした小腸GISTの1例
前田 慎太郎, 奥野 厚志, 若林 康夫, 椎名 伸充, 越川 尚男
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2015 年 40 巻 4 号 p. 728-735

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抄録
症例は78歳女性で,小腸gastro intestinal stromal tumor(以下GISTと略記)の診断による腸管切除の1年後,局所再発にて2度目の切除術を受けた.以後はimatinib mesylateの服薬を行っていたが,初回手術から4年後に再び局所再発を認めた.本人の希望で内服治療で経過中,再発巣の増大と肝転移をきたし当科紹介となった.初回手術より7年目に,空腸・十二指腸および肝S7の部分切除術による根治手術を施行した.遺伝子解析の結果と,内服が術前不定期であったことでimatinib mesylateを再開とした.しかし,その3カ月後に胸椎転移が確認され,bisphosphonateを追加した.その1カ月後の画像検査で骨転移巣の増悪はなく,併用内服が有効と判断された.GISTの術後経過観察にあたり,長期経過症例では稀とされる骨転移も考慮する必要がある.
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© 2015 日本外科系連合学会
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