日本外科系連合学会誌
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症例報告
診断に苦慮した混合型肝癌の1例
中本 裕紀, 石川 隆壽, 横山 良司, 西川 眞, 岩口 佳史, 後藤田 裕子, 神山 俊哉, 武冨 紹信
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2019 年 44 巻 1 号 p. 82-89

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抄録

症例は71歳女性.B型慢性肝炎follow中に肝S7に15mmの腫瘍を認めた.精査にて肝細胞癌と診断し,肝S7亜区域切除術を施行.典型的な肝細胞癌,胆管細胞癌の組織は認めず.混合型肝癌で,WHOのcombined hepatocellular-cholangiocarcioma(CHC),subtypes with stem-cell featuresに相当すると考えた.WHOのCHC,subtypes with stem-cell featuresは2010年に現在の原発性肝癌取扱い規約のCHC定義に相当するものをclassical typeとし,それ以外に各種免疫染色の結果や文献を踏まえ,CHCに加えられたsubtypeである.このsubtypeは次回に向けて改訂中である.明確な肝細胞癌,胆管細胞癌への分化を示さず,診断に苦慮した1例を報告する.

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© 2019 日本外科系連合学会
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