日本外科系連合学会誌
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症例報告
Sister Mary Josephʼs Noduleを呈した下行結腸癌の1例
田口 大輔池永 雅一太田 勝也上田 正射加藤 亮家出 清継津田 雄二郎中島 慎介遠藤 俊治山田 晃正
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2019 年 44 巻 2 号 p. 250-255

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抄録

内臓悪性腫瘍の臍転移はSister Mary Josephʼs Nodule(以下SMJN)と呼ばれる.今回,われわれは臍部腫瘤を契機に発見された下行結腸癌の1例を経験したので報告する.症例は50歳代,男性.臍部腫瘤を自覚し,腫瘤の出血,排膿を認めたため近医を受診し,臍炎の診断で当院形成外科を紹介受診した.臍部腫瘤は生検の結果,腺癌であった.腹部単純CTで下行結腸に壁肥厚を認め,内視鏡検査で全周性の2型病変を認めた.以上から臍部腫瘤は下行結腸癌の転移と診断した.臍部腫瘤が出血と排膿をきたしQOLを低下させていることから,同時に原発巣と臍部腫瘤の切除を行った.術後経過は良好で,全身化学療法を開始した.臍部腫瘤を発見した際は,SMJNを疑い,悪性腫瘍の検索を行う必要がある.

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© 2019 日本外科系連合学会
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