日本外科系連合学会誌
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冠動脈バイパス術と頭蓋外脳血管病変に対する血行再建術の同時施行症例に関する検討
岡林 均嶋田 一郎仁科 健曽我 欣治
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1996 年 21 巻 6 号 p. 937-940

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抄録
冠動脈病変に脳血管病変を合併する冠動脈バイパス術症例の増加がみられ, 手術に際し脳神経合併症の発生が危惧される。従来, 欧米に比べ日本人の脳血管病変は頭蓋内病変が多く頭蓋外病変は少ないとされてきたが, 最近頭蓋外病変が増加してきたとの報告がみられ, 冠動脈バイパス術症例でも同様の傾向が見られる。われわれは脳外科と協力して頭蓋外脳血管病変を合併する冠動脈バイパス術症例に対し, 積極的に同時手術を施行してきた。現在までに27症例に対し冠動脈バイパス術と同時に内頚動脈内膜切除術及び椎骨動脈再建術を施行し良好な結果を得た。頭蓋外脳血管病変を有する冠動脈バイパス術症例の治療に際し, 脳外科と協力して共同手術を施行することは周術期の脳神経合併症を減少させるのに有用である。
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