従来の健常児を対象とした食支援マニュアルは、月齢・年齢を目安とした支援方法を示しているが、近年、月齢・年齢だけでは対応が難しい事例が増加している。本研究では、管理栄養士等の食課題への支援者が、乳幼児健診や育児相談等において、月齢・年齢だけにとらわれず、一人ひとりの口唇、口角、舌、顎の動きといった食べる機能の発達段階を見極めながら、情報収集をスムーズに行い、適切な働き掛けができる食支援マニュアルとして「乳幼児食事相談の主訴別支援策チャート」をさまざまな関係職種との連携により作成した。また、本チャートを使って支援を実施した結果、離乳食後期時点で咀嚼発達段階の評価が月齢未到の児について、離乳食完了期時点での咀嚼未到児の割合は対照群と有意差はなく、チャートを活用した支援により、有意な効果が観察された。今後、関係機関や関係職種と連携しながら、より使いやすい食支援マニュアルの改良を目指していきたい。