日本教育工学会論文誌
Online ISSN : 2189-6453
Print ISSN : 1349-8290
ISSN-L : 1349-8290
情報モラル指導における家庭と小学校の連携促進に関する検討
山本 朋弘清水 康敬
著者情報
ジャーナル フリー

2008 年 32 巻 2 号 p. 181-188

詳細
抄録
小学校における情報モラル指導に関する保護者向けの意識調査を実施し,学校と保護者の連携を促進させる要因として,「家庭での指導内容」・「保護者のモラル向上」・「保護者の関与」・「学校への連絡」の4つの因子を抽出し,因子ごとの関係を示すモデル図を作成した.このモデル図に基づいて,学校で実施する家庭との連携プログラムを開発し,年間を通じた保護者連携の実践を進め,開発プログラムの実践前後で保護者の意識の変容を比較した.その結果,連携プログラムの実施によって保護者の情報モラルが向上し,学校との連携を深めようとする態度が向上したことを示した.
著者関連情報
© 2008 日本教育工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top