日本教育工学会論文誌
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論文
  • 江本 理恵, 加藤 浩
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 46 巻 1 号 p. 1-14
    発行日: 2022/02/20
    公開日: 2022/03/15
    ジャーナル フリー

    2020年度に公示された「教学マネジメント指針」によると,大学には,個々の教員が授業科目単位の教学マネジメントを実施するためのFD・SD が求められている.その一方策として,組織的にICT を活用したシステムを導入し,個々の教員がシステムを活用して教学マネジメントを行い,授業を改善するというFD が考えられる.本研究では,FD の一環として導入された学修支援システム「In Assistant(アイアシスタント)」が一定の利用者を獲得していることに着目し,利用者がこのシステムを受け入れて持続的に活用するプロセスを分析している.その結果,外部評価対策などの外的要因で使い始めた利用者が,過去のデータが蓄積するにつれて,授業実施のPDCAサイクルに沿って教学マネジメントを行い,自発的に授業を改善していくプロセスを見いだすことができた.

  • 池尻 良平, 池田 めぐみ, 田中 聡, 鈴木 智之, 城戸 楓, 土屋 裕介, 今井 良, 山内 祐平
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 46 巻 1 号 p. 15-24
    発行日: 2022/02/20
    公開日: 2022/03/15
    [早期公開] 公開日: 2021/11/05
    ジャーナル フリー

    本研究では,若年労働者の思考のモデリングが,経験学習と職場における能力向上に与える影響と,思考のモデリングの実態を調査した.インターネット調査で取得したデータをもとに構造方程式モデリングを用い,仮説を検証した結果,思考のモデリングは経験学習の具体的経験,および職場における能力向上に正の影響を与えることが明らかになった.また,若年労働者は上司や先輩から,主に仕事や業務の仕方や方法や進め方,過去のものを含む資料といった対象に注目し,見る・聞く・読むことで思考のモデリングをしていることが示された.さらに,職場における能力向上の上位群では,仕事相手を含む対象まで観察できていたり,見る・聞く・読むことに加えて,分析することで,より深い思考を学んでいることが示された.

  • 阿部 真由美, 香西 佳美, 遠藤 健, 蒋 妍, 森田 裕介
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 46 巻 1 号 p. 25-34
    発行日: 2022/02/20
    公開日: 2022/03/15
    [早期公開] 公開日: 2021/10/28
    ジャーナル フリー

    本研究では,大学教員のオンライン授業に関する知識の実態と,その知識がオンライン授業の満足度や今後の意欲に与える影響を調べるためにアンケート調査を行った.対面・オンライン授業でアクティブラーニング(AL)を行うためのチェックリストを作成し, FD への示唆を得ることを目指した.その結果,以下の点が明らかになった.(1)授業担当経験年数30年以上の群の「ICT 活用知識」「学習プロセス知識」「オンラインAL 力」が低かった.FD では,特に同群に対して足場かけ等を用意する.(2)ICT 経験が多く授業ICT 信念が強いほど「オンラインAL 力」が高かった.教員の ICT 利用経験を増やすとともに信念への働きかけも有効である.(3)担当したオンライン授業への満足度に対して「オンラインAL 力」から正,「対面AL 力」から負の影響があった.「対面AL 力」がオンライン授業に直接的に適用されないことに留意する.

  • 倉田 伸, 藤木 卓, 室田 真男
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 46 巻 1 号 p. 35-48
    発行日: 2022/02/20
    公開日: 2022/03/15
    [早期公開] 公開日: 2021/11/26
    ジャーナル フリー

    本研究の目的は,自他の意見比較を支援するビデオアノテーションツールを用いたオンライン模擬授業において教職志望学生の授業スキルへの気づきに至るプロセスモデルの提案である.まず,小型携帯端末上で自他の意見比較を支援するビデオアノテーションツールを開発した.次に,そのツールを用いた省察から教職志望学生が得た授業スキルへの気づきを,ケーススタディ手法をもとに分類し,それらの気づきに至るプロセスの全体構造を検討した.その結果,「授業スキルの追加」「授業スキルの見直し」「授業スキルへの考え方の強化」「授業スキルの調節」「授業スキルの意味発見」の5種類の気づきが明らかになり,その気づきを「知る」「磨く」「意味づける」の3段階に分類し,授業スキルの気づきに至るプロセスモデルを提案できた.

  • メルプロジェクトに参加した中学校教師のライフストーリーからの考察
    吉村 奏
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 46 巻 1 号 p. 49-63
    発行日: 2022/02/20
    公開日: 2022/03/15
    [早期公開] 公開日: 2021/10/06
    ジャーナル フリー

    学校におけるメディア・リテラシー実践において,教材やカリキュラムなどの開発や実践研究を中心としてきた先行研究では,教師が自発的にメディア・リテラシー実践に取り組むための研究が課題となっていた.そこで,本研究では「教師がメディア・リテラシーをどのように意義づけると,継続的な実践につながるのか」ということを研究の問いとし,その問いにメディア・リテラシー実践の経験がある中学校教師4名のライフストーリー調査からアプローチした.分析の結果,メディア論的視座がメディア・リテラシー実践の継続性を左右し得るものであるということが明らかになった.また,メディア・リテラシーを「能力」ではなく,「ものの見方」であると捉える必要性が示唆された.

  • 川中 紫音, 鈴木 雅之
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 46 巻 1 号 p. 65-78
    発行日: 2022/02/20
    公開日: 2022/03/15
    ジャーナル フリー

    本研究では高校生を対象に調査を行い,有機的統合理論に基づいた学習動機づけと部活動動機づけの関連について検討した.その結果,学習における内的調整と部活動における内的調整など,同じ調整スタイル間には正の相関がみられた.そのため,学習に自律的に取り組んでいる生徒は,部活動にも自律的に取り組む傾向にあり,学習に被統制感を持っている生徒は,部活動でも被統制感を持っている傾向にあるといえる. また,学習と部活動それぞれにおける内的調整と同一化的調整は,基本的心理欲求充足と正の相関を示した.さらに,Big Five と基本的心理欲求充足を統制した場合には,調整スタイル間の関連は弱いものとなった.これらの結果から,部活動,あるいは学習に自律的に取り組むことによって学校生活における基本的心理欲求が満たされ,基本的心理欲求の充足が学習,あるいは部活動に対する自律的な取り組みを促すという可能性が示唆された.

  • 教職経験年数の違いに焦点をあてて
    表 昭浩, 川上 綾子
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 46 巻 1 号 p. 79-90
    発行日: 2022/02/20
    公開日: 2022/03/15
    [早期公開] 公開日: 2021/11/15
    ジャーナル フリー

    中学・高校の英語教師の多くは,英語での授業実施に困難を感じている.他方,教師の教授発話(IS)行動やその熟練には教師自己効力感(TSE)との関係が考えられることから,本研究では,教職経験年数の異なる中高英語教師3名を対象に,IS データの定量分析と「実践的対話」に基づく面接データの定性分析により,IS 行動及びその背後の行動原理(前提)とTSE との関係を検討した.主な結果として,教職経験が浅い教師には人間関係の構築や生徒の英語理解に向けた日本語の多用があること,また,中堅教師では入試対応等を優先した日本語の多用に加え,関係構築機能を果たす発話が少ないこと,さらに,両者はこれらの傾向に葛藤や緊張感を感じ,TSEに変動が見られることが示された。一方,経験の豊富な教師では,英語行使を媒介として生徒の協同や成長を期待することで喜びを得ており,他の2名よりTSE の変動が抑制されていたことが示された.

  • 青島 拓紀, 鈴木 雅之
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 46 巻 1 号 p. 91-101
    発行日: 2022/02/20
    公開日: 2022/03/15
    [早期公開] 公開日: 2021/11/15
    ジャーナル フリー

    生徒の自律的な学習動機づけを高めるための教師の指導として,自律性支援の重要性が示されてきた.教師の自律性支援に対する生徒の認知を測定する尺度としては,Learning Climate Questionnaire(LCQ)があり,多くの先行研究において用いられている.そこで本研究では,LCQの日本語版(LCQ-J)とその短縮版を作成し,妥当性と信頼性の検討を目的とした.研究1では,中学生114名を対象に調査を実施し,原版と同様に1因子構造であることが確認された.また,自律性支援の認知は自律的な学習動機づけ,および基本的心理欲求充足と正の相関を示した.研究2では,中学生293名を対象に調査を行い,研究1と同一の因子構造が得られた.また,自律性支援の認知は自律的な学習動機づけ,および自己効力感と正の相関,学習不安と負の相関を示した.これら一連の結果は,フルバージョンと短縮版とで一致していたことから,フルバージョンと短縮版のいずれも,LCQ-J には一定の妥当性があるといえる.

  • 近澤 優子, 森山 潤, 高橋 和江, 森広 浩一郎, 掛川 淳一, 小川 修史, 中原 久志, 宇佐美 美紀子
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 46 巻 1 号 p. 103-114
    発行日: 2022/02/20
    公開日: 2022/03/15
    [早期公開] 公開日: 2021/12/20
    ジャーナル フリー

    本研究では,文系学部の初年次大学生を対象とした日本語版Computational Thinking 尺度を作成し,妥当性と信頼性の検討と,CT の性差および特徴について検討を行なった.研究1では,大学生511名に調査を行い,「創造性」,「アルゴリズム的思考」,「協調」,「批判的思考」,「問題解決」の5因子21項目モデルにおいて,χ2(179)=877.29,GFI=.85,AGFI=.81,CFI=.86,RMSEA=.09,AIC=981.29,BIC=1201.58の適合度と,.65から.92のαが示された.基準関連妥当性の検討では,ISTE and CSTA のCT との相関がr = .69(p <.01),CAS のCT との相関がr = .54(p <.01)となった.研究2では,大学生20名について再検査信頼性を確認した結果,r = .81(p <.01)となった.研究3では,大学生127名の結果から,.77から .93のαが確認され,日本語版CT 尺度において,原尺度と同様の5因子構造と,一定の妥当性および信頼性が確認された.研究3では,得点差を検討した結果,高得点群,低得点群,中間得点群の3クラスタに分類でき,中間得点群の特徴が確認された.

教育実践研究論文
  • 山本 良太, 池尻 良平, 中野 生子, 米田 謙三, 山内 祐平
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 46 巻 1 号 p. 115-130
    発行日: 2022/02/20
    公開日: 2022/03/15
    [早期公開] 公開日: 2021/10/04
    ジャーナル フリー

    本研究の目的は,専門家のフィードバックによるプロジェクト学習の検証段階における支援の在り方を検討することである.検証段階におけるフィードバックでは,学習者が取り組む課題の構造とのズレが生じないようにすることや,検証を促進する要因を埋め込んだ環境や状況が必要であり,高校1年生を対象とした事例を通して統合的な支援の在り方を探索した.分析の結果,検証を促進する要因を実践に埋め込むこと,プロジェクト学習外でも探究に向かう生徒の態度形成を促すこと,が重要であることが分かった.さらに,専門家との実践前の合意や構造化されたワークシートの使用などフィードバックのズレが生じない仕組みを講じる重要性が推察された.

  • 中野 綾香, 潮田 邦夫
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 46 巻 1 号 p. 131-140
    発行日: 2022/02/20
    公開日: 2022/03/15
    [早期公開] 公開日: 2021/11/01
    ジャーナル フリー

    本稿では,学校とボランティアとの協働でなされる学校地域間連携活動に着目し,ボランティアにより生成される新たな教育実践の構築過程に関して分析を行う.本稿では,研究対象となる活動に参加するボランティアが,プログラミング的思考の育成への対応を検討していた小学校の学校管理職とともに,交通安全教室において「プログラミングカー」を活用する教育実践の構築する過程に焦点を当てた.分析の結果,実践構築の場が試行錯誤可能な「実験的領域」として機能し,異なる年齢や専門性を有するボランティアや学校教職員の多様な視点が入るなかで,その実践開発が進展し実践自体の解釈や意図が深化することが明らかとなった.以上より,学校や地域社会という単体では実現できない実践が,「実験的領域」と多様性の担保により可能となることが示された.本稿で得られた知見は,当該活動が教育に関する新たな観点を創造する契機として機能することを提起する.

  • 木下 博義, 岩﨑 泰博
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 46 巻 1 号 p. 141-156
    発行日: 2022/02/20
    公開日: 2022/03/15
    ジャーナル フリー

    本研究では,児童にとってイメージしにくい学習内容を視覚的に補助するAR 教材を作成するとともに,その教材を用いて児童の保持する素朴概念を科学概念へ変容させる指導法を考案し,効果を検証することを目的とした.この目的を達成するため,タブレット端末を用いて電流のモデルを実験器具やワークシート上に重畳表示するAR 教材を作成するとともに,他者との話し合い活動を通して児童の素朴概念を明確化させ,それと科学概念の間に認知的葛藤を発生させることにより,概念変容を促す指導法を考案した.そして,小学校第4学年の児童を対象にした授業実践ののち,概念理解に関する調査問題とワークシートを分析した.その結果,取り入れたAR 教材と指導法は,電流に関する方向の概念や,連続かつ保存の概念のうち保存性の要素の理解に寄与したことが明らかになった.

  • 大久保 紀一朗, 佐藤 和紀, 山本 朋弘, 板垣 翔大, 中川 哲, 堀田 龍也
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 46 巻 1 号 p. 157-169
    発行日: 2022/02/20
    公開日: 2022/03/15
    [早期公開] 公開日: 2021/10/19
    ジャーナル フリー

    本研究では,小学校社会科の農業の学習においてドローンを用いたプログラミング教育を実践し,テクノロジーを米作りへ活用する必要性の理解に関する効果について検証した.授業の事前事後において,米作りへの参画意識に関する調査への回答と,米作りに関連すると考えられる仕事の記述をさせた.その結果,ドローンを用いたプログラミング教育が,ドローンを米作りに活用することを想起させることに有効であり,米作りへの参画意識を育むことが示唆された.また,授業の事後において米作りに対するイメージを自由記述で回答させ,テキストマイニングによる分析を行った.その結果,ドローンを用いたプログラミング教育を経験することにより,ドローンを米作りに活用することの必要性を理解するとともに,人が担う役割について再考するなど,これからの米作りに必要なことについての思考を促すことが示唆された.

資料
  • 山森 光陽, 伊藤 崇
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 46 巻 1 号 p. 171-182
    発行日: 2022/02/20
    公開日: 2022/03/15
    ジャーナル フリー

    生理心理学的指標や身体運動の計測を行った教授学習過程研究での,これらの指標や計測結果と認知的処理や情意的反応等との対応を網羅的に提示するために,国内外の研究を対象にシステマティックレビューを行った.レビューの結果示された,これらの指標や計測結果と,認知的処理や情意的反応等との対応を示すと以下の通りであった.(1)教師や学習者の注意の対象の把握に視覚運動系指標.(2)課題等の処理過程の把握に視覚運動系や脳活動に関する指標.(3)課題遂行中のメンタルワークロードの把握に心臓循環系,脳活動に関する指標及びこれらの組み合わせ.(4)不安や感情の把握に心臓循環系,温熱系の指標及びこれらの組み合わせ.(5)課題従事行動や学習者間コミュニケーションの把握に身体の動きにともなう加速度や周波数.また,最近の研究動向から,生理心理学的指標や身体運動の計測の利点を生かした教授学習過程研究を行うには,複数の指標を同時に測定し,それらを組み合わせる必要性が示唆された.

  • 科学トピックを例にして
    山本 輝太郎, 佐藤 広英
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 46 巻 1 号 p. 183-191
    発行日: 2022/02/20
    公開日: 2022/03/15
    [早期公開] 公開日: 2021/10/25
    ジャーナル フリー

    本研究ではオンライン掲示板でのコミュニケーションにおいて,ファシリテーション的介入が参加者に及ぼす影響を実験的に検討した.「深海には,絶滅したと思われている古代の生物の子孫がまだ生き残っている」「銀河系内には地球と同じような生命を持つ惑星が存在する」という科学的な内容に関連する二つのトピックを設定し,ファシリテーションの有無を条件として実験参加者に議論をさせた(ランダム化比較試験).ファシリテーター役は毎日,その日の議論を整理するなどの介入を行った.実験の結果,ファシリテーションありの掲示板ではなしの掲示板と比較して参加者の攻撃的なコメントや集団極性化が抑制され,批判的思考態度が向上した.オンライン掲示板におけるファシリテーションの有効性が示唆された.

  • 荒木 淳子, 高橋 薫, 佐藤 朝美
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 46 巻 1 号 p. 193-201
    発行日: 2022/02/20
    公開日: 2022/03/15
    [早期公開] 公開日: 2021/09/09
    ジャーナル フリー

    本研究は山陽地方にある普通科の県立A 高校における地域と連携した課題探究型の学習プログラムについて,「複数の場面における学習を架橋する」ラーニング・ブリッジング(LB)(河井 2012)に着目し,地域課題探究型の学習プログラムでの学びと高校での授業や学習にはどのようなLBが見られるのか,LB はどのような要因によって促進されるのか,分析を行った.A 校の1年生,2年生228名に行った質問紙調査と8名へのインタビュー調査の結果,生徒達にはプロジェクトにおける活動と学習や他の授業,これまでの学習とのLB が見られること,教員・地域の大人との関わりや積極的な取り組み姿勢がLB を促すことが示された.

  • 今村 瑠一郎, 照井 佑季, 上野 真, 江木 啓訓
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 46 巻 1 号 p. 203-215
    発行日: 2022/02/20
    公開日: 2022/03/15
    ジャーナル フリー

    本研究は,ティーチングアシスタント(TA)による学生個別に最適な学習支援の提供のために,TA の学習支援状況をリアルタイムに可視化するシステムの開発と実践を行った.これにより,TA が次の段階としてどのような学習支援の方針をとるかという意思決定を支援する.ウェアラブルデバイスを用いて取得した授業中のTA の姿勢データから,学習支援行動を推定する.TA に対して自身の教室内の位置と学習支援行動の履歴を表示する教室マップを提示することにより,それぞれの学生に対する学習支援状況の把握をできるようにする.本手法の有用性を検討するために,対面授業に導入して実践を行った.その結果,システムによってTA の学習支援行動の推定が可能であること,TA が自身の学習支援状況を把握できることを確認した.また,TA は学習支援状況を確認して,自身の学習支援に対する意識に基づいて次の段階の方針についての意思決定を行うことを確認した.

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