日本教育工学会論文誌
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学生支援キャンパスSNSと学生の動向
嵯峨山 和美久米 健司金西 計英松浦 健二三好 康夫松本 純子矢野 米雄
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2008 年 32 巻 Suppl. 号 p. 53-56

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抄録

近年,SNSは大学生間の新しいコミュニケーションの形として紹介されている.我々は,大学生活を支える新たな学生支援のツールとして2007年1月23日から徳島大学工学部を中心に「キャンパスSNS」の運用を開始した.本研究では,本SNSのログデータを抽出し,参加者の属性を明確に分類したうえで,大学版SNSの特性と学生の動向とを解析した.日記関連の機能に焦点を当てたところ,学生は不特定多数のユーザの最新日記を確認するより特定のユーザの日記を読む割合が高く,仲間同士の閉じたコミュニケーションで終始しまいがちであることが示唆された.明確な目標を掲げて運営側が構造化した形を提示することの必要性が推測された.

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© 2008 日本教育工学会
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