日本教育工学会論文誌
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国語科教科書を基にした小・中学校の文章難易学年判定式の構築
柴崎 秀子玉岡 賀津雄
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2010 年 33 巻 4 号 p. 449-458

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抄録
本研究では,小学1年から中学3年までの国語科教科書に収められたテキストの構成要素を分析し,学年による文章の難易尺度を検討した.学年を判定する式を構築するために,主要な国語科教科書の243テキストから,標準的な205のテキストを選んだ.そして,(1)1文の平均文字数,(2)1文の平均文節数,(3)1文の平均述語数,(4)テキスト全体の漢語の割合,(5)テキスト全体の平仮名の割合の5つを独立変数として,学年を従属変数とする重回帰分析(ステップワイズ)を行った.その結果,平仮名の割合と文の平均述語数の2つが有意な独立変数となり学年についての高い予測力を示した(R^2=0.791)ので,この2変数で学年判定式を構築した.
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© 2010 日本教育工学会
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