論文ID: 46005
本研究では,はじめに児童が自己調整スキルを発揮し,創造物を主体的に評価・分析,改善するための学習の流れを考案した(Self-reflection モデル).そして,考案したモデルの学習プロセスに沿って授業実践を行ったことが,自己調整スキルを発揮して学ぶことに対して効果的であったかについて検証した.本モデルの効果を検証するにあたり,フィードバック結果から得た改善案と完成した創造物の修正箇所(以下修正事項)の関連を,本モデルの学習プロセスと対応づけて分析した.その結果,児童が自己調整スキルを発揮しながら創造物を評価・分析し,改善する上で効果的な学習モデルを開発するに至った.