日本教育工学会論文誌
Online ISSN : 2189-6453
Print ISSN : 1349-8290
ISSN-L : 1349-8290

この記事には本公開記事があります。本公開記事を参照してください。
引用する場合も本公開記事を引用してください。

自己主導学習レディネスが学習予定・状況記録システムの継続使用に与える影響
松田 岳士近藤 伸彦岡田 有司重田 勝介渡辺 雄貴加藤 浩
著者情報
ジャーナル フリー 早期公開

論文ID: 47017

この記事には本公開記事があります。
詳細
抄録

本研究では,学生が自分自身のすべての学習状況を記録し可視化するシステムの試用版の実証評価を通して,自己主導学習レディネスがシステムの継続的な使用に与える影響を考察した.4大学の1年生から3年生が参加した実証評価における使用継続状況を決定木分析した結果から,自己主導学習レディネスの構成因子のうち,自己責任感が強く,自己効力感も高い学生の中に,外部からの介入がなくても長期間継続して使用する者の割合が高いことが示された.また,様々な状況で効果的な学習ができると考えている程度が高い学生ほどシステムを学習プランニングのツールとみなしておらず,学習記録のモニタリングシステムとして使用する傾向にあった.

著者関連情報
© 2023 一般社団法人日本教育工学会
feedback
Top