論文ID: 48009
本研究の目的は,情報端末を活用した個別最適な学びの実践に影響を及ぼす授業構成要因と教師が用いる教授知識を明らかにすることである.そこで教師志向性質問紙を用いて,自律性支援を志向することが確認された教師7名に対して半構造化インタビュー調査を行った.吉崎 (1984) の授業構成要因の枠組みを参考に分類した結果,②子どもの実態の把握 (既有知識や関心,態度など) ⑤授業者の教育観,⑥教材研究,⑧学習指導法 (学習過程,見方・考え方など) の要因が情報端末を活用した個別最適な学びの実践に影響を及ぼしている可能性が示唆された.教授知識 (TPACK) で分類した結果,教育に関する知識の重なる①教育 (教職) に関する知識 (PK),④教育的内容知識 (PCK),⑤技術と関わる教育的知識 (TPK),⑦技術と関わる教育的内容知識 (TPACK) が活用されていることが示唆された.