日本教育工学会論文誌
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昭和49年発行「数学IIA」教科書「流れ図」の教材分析に基づく数学科において利用可能なプログラミング教材の検討
御園 真史
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論文ID: S45114

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抄録

中学校・高等学校の数学の指導において,数学に関する知識及び技能等をプログラミングにより確実に身に付けさせる教材についての検討が十分でない.そこで,本研究では,数学科において「流れ図」や「アルゴリズム」について,戦後初めて扱うこととなった昭和45年告示の高等学校数学科学習指導要領に注目し,現代の数学科の学習でプログラミングを行うことができる題材を抽出すること,および,当時の環境の中での指導の工夫を検討することを目的とした.この目的を達成させるために,当時の12社の学校教科書で扱われていた教材を分析したところ,プログラミングを行うことができる題材は,中学校,数学I,数学A,数学B などさまざまな単元の中に広がっており,表を用いて変数の値の変化を追うなどの指導上の工夫がみられることが分かった.

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