日本教育工学会論文誌
Online ISSN : 2189-6453
Print ISSN : 1349-8290
ISSN-L : 1349-8290

この記事には本公開記事があります。本公開記事を参照してください。
引用する場合も本公開記事を引用してください。

情報端末持ち帰りによる家庭学習でのマーキングの効果の検討
山本 朋弘中尾 教子堀田 龍也
著者情報
ジャーナル フリー 早期公開

論文ID: S47032

この記事には本公開記事があります。
詳細
抄録

本研究では,中学校での情報端末の持ち帰りによる家庭学習において,事前にデジタル教材にマーキングすることで生徒の授業参加に関する意識が変化するか,アノテーションとしてのマーキングの効果を分析した.マーキングの有無による比較分析の結果から,事前にマーキングする学習活動によって授業の中で考えが可視化され,生徒が授業に参加しやすいと感じていることが示された.また,教師へのインタビュー調査から,教師が生徒の考えを事前に把握すると共に,授業中にも考えを把握・共有することで,話し合い等に時間を割くことができる等,端末持ち帰りによる家庭学習でのマーキングが有効であることを明らかにした.

著者関連情報
© 2023 一般社団法人日本教育工学会
feedback
Top