日本教育工学会論文誌
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対面授業での異なるジグソー法に対する学生の認識
中澤 明子
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論文ID: S47081

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抄録

本論文では,対面授業において,すべての学習活動を授業時間中に行う授業中実践と,エキスパート資料の読解までを事前学習とする事前学習実践とを行い,それらに対する学生の認識を調査した.その結果,エキスパート資料の読解は事前学習実践のほうが内容の理解や議論の深まりをより促すと感じていること,エキスパート活動・ジグソー活動での説明や議論は学生によって感じ方にばらつきがあること,事前学習実践のほうが内容の理解が深まり,授業に参加しているという感覚を持つ一方で,最も好むのは授業中実践であることがわかった.また,対面して活動することの意義・目的を学生に伝えることが事前学習への取り組みを促す可能性が示唆された.

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