論文ID: S49050
本研究の目的は,人音声とAI音声との差異が誤情報への評価に与える影響を検証することである.人の音声で読み上げられた誤情報を聞く「人音声条件」(n = 69) と,AI音声で読み上げられた誤情報を聞く「AI音声条件」(n = 62) に参加者を割り当て,音声の印象,音声情報の内容,音声情報の著者に対する評価を求めた.その結果,直後課題と遅延課題の両方で,AI音声は人音声に比べて,音声の印象 (好感度,上手さ,丁寧さ) および著者に対する評価が低かった.一方で,内容への評価には条件間差は認められなかった.AI音声では印象に違和感があっても人音声と同じように情報が伝達される可能性が示唆された.