日本森林学会誌
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論文
林地残材丸太から切削式チッパにより作られたチップの寸法分布と樹種および丸太形状との関係
鈴木 保志宮田 大輔秦野 瑶子山口 達也吉井 二郎後藤 純一
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2007 年 89 巻 2 号 p. 92-101

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抄録
木質チップボイラで使用するために林地残材丸太を切削式チッパで粉砕したチップの寸法を計測し,寸法分布および樹種・丸太形状との関係を分析した。篩い分けと層別サンプリングにより求めた長辺・短辺・厚さの分布は対数正規分布でよく表現できた。樹種・丸太形状との関係では,長辺と短辺ではスギより比重の大きなヒノキで有意に大きい寸法となっていた。短辺については径の大きな丸太の方が寸法の大きいチップの割合が有意に多かった。厚さと長短比は樹種・丸太形状と有意な関係は認められなかった。丸太の長さはチップ寸法に有意な影響を与えていなかった。チップのスクリーニングでは,篩の呼び寸法以上のサイズのチップが篩を通過する場合があるが,寸法分布を考慮し篩寸法を適切に選択すれば長辺寸法の管理は可能であることが示唆された。
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© 2007 一般社団法人 日本森林学会
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