学習院大学経済学部教授 [日本]
慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学教室専任講師 [日本]
2000 年 7 巻 p. 77-100
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基準薬価制度の下における薬価差の存在が、社会的な問題として指摘されて久しい。しかしこれまでのところ、薬価差の存在がどれだけの資源配分上過剰な需要をもたらすかについては、実証的な分析が存在しなかった。この研究では卸の薬剤納入データを利用することによって薬剤の薬価差に関する需要の価格弾力性を推定した。この結果、薬価差に関する弾力性は統計的に十分有意に計測され、かっその値は平均して1以上であることが明らかとなった。
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