薬史学雑誌
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日本のアミノ酸系医薬品開発 50 年の変遷(5)─コラーゲンの医療に関わる研究と医療機器販売の経緯─
荒井 裕美子小倉 孝之山本 卓司松本 和男
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2025 年 60 巻 1 号 p. 40-47

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抄録
目的:これまで報告してきた日本のアミノ酸系医薬品開発 50 年の変遷の一環として,医療機器分野におけるコラーゲンの研究経緯とコラーゲン由来の医療機器製品の開発の変遷を調べる. 方法:独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)の医療機器情報検索サイト,添付文書および文献を用いて調査した. 結果と結論:1930 年代以降のコラーゲンの構造に関する研究成果が基になり,1960 年,日本の研究者はペプシンによる水可溶性を発見した.それ以来,1970 年代から 2020 年代の間に,日本において 30 品目以上のコラーゲン製品が開発,上市された.近年では iPS 細胞などの幹細胞から細胞を分化する際の足場や,細胞移植のキャリアとしても応用されている.
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