薬史学雑誌
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名城大学薬学部標本室収蔵の生薬標本についての考察~芍薬関連生薬の調査を通して~
風岡 顯良
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2025 年 60 巻 2 号 p. 133-140

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抄録
目的:芍薬は日中間で原植物や修治法に相違があるなど,不明確な部分が多い.本研究では,名城大学薬学部の芍薬関連生薬の標本を調査し,また,日本薬局方の記載事項の変遷と比較することで,名城大学薬学部がアカデミアとして生薬の品質保証に貢献してきた歴史を明らかにすることを目的とする. 方法:日本薬局方の「芍薬」の記載の変遷を調査し,また,名城大学薬学部標本室収蔵の芍薬関連生薬の標本を調査した. 結果:名城大学薬学部標本室には,種々の品種・修治・産地の芍薬関連生薬の標本が収蔵されていた.大学構内での栽培品は種々の品種・修治のものが同時期に作成されていた.日本薬局方での芍薬の基原の記載変更,ペオニフロリンの含量の規定の追加に前後して,Lot 番号が異なる多くの市場品が収集されていた. 結論:名城大学薬学部標本室収蔵の芍薬関連生薬の標本の調査によって,薬用植物の栽培および生薬の生産の面,市場品のレギュレーションの面からの研究および教育を実践し,名城大学薬学部が生薬の品質保証に貢献してきた可能性が示唆された.
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© 2025 日本薬史学会
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