超音波医学
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超音波診断・治療支援システム開発の最先端
医療・バイオは新しいデジタルだ-医デジ化による超高精度な超音波診断・治療の実現-
小泉 憲裕徐 俊浩李 得熙栢菅 篤近藤 亮祐冨田 恭平細井 泉澄西山 悠月原 弘之宮嵜 英世福田 浩之沼田 和司葭仲 潔東 隆杉田 直彦本間 之夫松本 洋一郎光石 衛
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2018 年 45 巻 2 号 p. 173-182

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抄録

医学および生物学に数理,情報,制御,人工知能,ロボット技術など,さまざまな理工学技術の交差点にはきわめて大きな可能性が秘められているのではないかという期待は日々急速に高まり,膨らみ続けている.ビル・ゲイツは『もしいま自分が学生ならバイオを学ぶ』といい,ニコラス・ネグロポンテは『Bio is new Digitals.』とバイオとIT技術の融合により生物学が再構築されることをきわめて明快なフレーズで予測・表現している.ここでいうバイオとはbiotechnologyを含めた広い範囲でのバイオを対象とするものとする.本報では,前記の医療・バイオのデジタル化(医デジ化)のうち,特に超音波医学分野におけるデジタル化およびこのためのコア基盤技術を取り上げ,その現状を概観するとともに将来への期待も含めて議論する.

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© 2018 公益社団法人 日本超音波医学会
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