2026 年 53 巻 4 号 p. 251-262
超音波内視鏡検査(endoscopic ultrasonography:EUS)は優れた空間分解能を有し,腫瘍の定性的診断及び腫瘍浸潤深度の評価に関して腹部超音波検査(ultrasonography:US)より詳細な検査を行うことができる.胆嚢疾患におけるEUSの役割を理解するためには,正常な胆嚢壁構造とそれをEUSで可視化する方法を理解する必要がある.また,胆嚢病変は隆起性病変と壁肥厚性病変の2つの広いカテゴリーに分類できる.本稿では,EUS画像上の特徴について概説する.また,超音波内視鏡下穿刺吸引法(endoscopic ultrasound-guided fine-needle aspiration:EUS-FNA)に関する近年の研究報告がいくつかあるので,胆嚢病変に対するEUS-FNAの現状についても概説する.