日本手術看護学会誌
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看護師による術前禁煙指導の実施と指導に関する認識・自己効力感との関連
伊藤 梨絵赤瀬 智子槇原 弘子立石 由紀子
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2026 年 21 巻 2 号 p. 49-57

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抄録

要旨:全身麻酔による手術を受ける喫煙患者は,さまざまな合併症リスクを伴う。可能な限り長期の術前禁煙によりこれらのリスクは低減されるが,術前禁煙されずに手術を迎える現状がある。周術期禁煙プラクティカルガイドなどで推奨される術前禁煙指導の実施は,術前禁煙を促進する上で重要となる。そこで本研究は,推奨される術前禁煙指導の実施と指導を実施する看護師の術前禁煙指導に関する認識および自己効力感との関連を明らかにすることを目的とした。全身麻酔による手術を受ける入院前患者に対して,術前禁煙指導を行う看護師を対象に質問紙調査を実施した。調査内容は,推奨される術前禁煙指導「AACアプローチ」の実施と指導を実施する看護師の術前禁煙や術前禁煙指導に関する認識および自己効力感とした。解析には,術前禁煙指導の実施と指導に関する看護師の認識,自己効力感との関連をSpearman順位相関係数,重回帰分析を用いた。指導の実施に影響があった看護師の認識は,「推奨される術前禁煙指導の指導内容に関する知識」,「術前喫煙のリスクに関する知識」,人員不足や業務過多などの「術前禁煙指導の実施を妨げる理由についての認識」であった。それらを向上させる取り組みが必要となる。

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