2024 年 8 巻 論文ID: 2024-015
私は2023年3月に大阪医科薬科大学を卒業し,現在大阪府の地域連携拠点病院の1つである東住吉森本病院で薬剤師として勤務している.母校では2023年度より6年次に「統合薬学演習」と呼ばれる演習がカリキュラムに導入されており,私はその開講に先立って行われたトライアル授業に参加する機会を頂いた.本演習では,大学6年間で学んだ各科目の断片的な知識の整理,科目横断的な繋がりを発見することを目的としている.演習に参加した経験を踏まえ,卒業生の立場からよりよい薬学教育の構築のために必要だと感じた点について述べたい.