日本公衆衛生看護学会誌
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研究
高校生の子どもをもつ親の家庭内性教育に影響する要因
市戸 優人喜多 歳子
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2021 年 10 巻 2 号 p. 62-71

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抄録

目的:高校生の親による家庭内性教育に影響を与える要因を明らかにすること.

方法:高校生の親5~6 名のグループを構成し,フォーカスグループインタビューによりデータ収集を行った.データは,質的帰納的に分析を行い,抽出されたカテゴリーをPRECEDE-PROCEEDモデルの各要因に演繹的に分類した.

結果:4グループ(N=22)にインタビューを実施した.25カテゴリー,51サブカテゴリーが生成された.家庭内性教育の影響要因として,[親が子どもに性教育を行う覚悟],[同世代の子どもを持つ親からの支援],[親が性教育の方法を身につけること],[学校の性教育との連携]などが抽出された.

考察:明らかになった影響要因から,家庭内性教育の役割と機能の向上に向け,親の知識や態度に働きかける健康教育や,学校,家庭,地域の連携を目指した環境整備などのヘルスプロモーション活動が公衆衛生看護の支援として示唆された.

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© 2021 日本公衆衛生看護学会
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