日本公衆衛生看護学会誌
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研究
育児休業取得後の中堅前期保健師の仕事と家庭生活の両立への思い
―市町村保健師に焦点をあてて―
若杉 里実大島 亜友美
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2024 年 13 巻 1 号 p. 31-38

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抄録

目的:育児休業取得後の中堅前期保健師の仕事と家庭生活の両立への思いを明らかにする.

方法:育児休業期間を除く保健師の実務経験が5年以上10年未満の市町村保健師10名に半構造化面接法によるインタビューを実施した.

結果:分析の結果【仕事復帰前後の不安や戸惑い】【求められる仕事内容の変化への気づき】【向上すべき能力の気づき】【学びたい思いと葛藤】【仕事の進め方を変化させる必要性への気づき】【育児経験を仕事に活かせる効用感】【仕事への意欲や責任とプレッシャー】【仕事での喜び】【仕事と家庭生活のバランスをとれないジレンマ】【仕事と家庭生活の気持ちの切り替え】【家族の存在と身内のサポートによる支え】【育児休業を取り復帰しやすい職場環境づくりへの意欲】の12カテゴリーが抽出された.

考察:育児休業取得後の中堅前期保健師は,任せられた仕事に十分対応しきれずジレンマを抱えるとともに,仕事と家庭生活のバランスの難しさを実感し悪戦苦闘している状態であり,育児休業を取り復帰しやすい職場環境づくりを望んでいた.

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