日本植物病理学会報
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タバコモザイクウイルス-トウガラシ系弱毒ウイルス,C-1421の作出
長井 雄治
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1987 年 53 巻 2 号 p. 168-174

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抄録
千葉県で発生したTMV-Pを用い,熱処理による弱毒化の方法と得られた弱毒分離株の干渉効果について検討した。ウイルスを弱毒化する方法として,TMVでしばしば試みられている35C, 2週間の熱処理法は,TMV-Pに対しては,著しく増殖性を低下させたため,適用しがたかった。しかし,25Cで3∼4日間の前処理を行ったのちに35Cで14∼16日間の処理を行った場合には,TMV-Pの増殖性が認められ,弱毒変異株が見出された。すなわち,TMV-Pを接種したピーマン茎片を,25Cで4日間,35Cで16日間熱処理し,生じた弱毒変異株を合計1,000個以上のBright Yellow上の単一局部病斑から選抜し,弱毒分離株C-1421が得られた。C-1421は,ピーマンに対し,病徴がきわめて軽く,しかも強毒のTMV-Pに対してすぐれた干渉効果を示した。
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