日本植物病理学会報
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リボソームタンパク質のポリアクリルアミドゲル電気泳動法によるコムギからの各種雪腐病菌の検出
竹中 重仁吉野 嶺一
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1987 年 53 巻 5 号 p. 591-597

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抄録
4種の雪腐病菌(Pythium paddicum, P. iwayamai, Typhula incarnataおよびFusarium nivale)とコムギからリボソームを抽出し,SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動法によって,それらのリボソームタンパク質の泳動パターンを比較した。その結果,P. paddicumP. iwayamaiとの間では泳動パターンに差異が認められなかったが,2種のPythium菌,T. incarnata, F. nivaleおよびコムギの間では明らかな差異が認められた。また,P. paddicum, T. incarnataおよびF. nivaleを各々接種したコムギからリボソームを抽出し,それらの泳動パターンを比較した結果,各種罹病コムギから病原菌のリボソームタンパク質のバンドが検出された。これらの結果から,各菌のリボソームタンパク質による本病の診断の可能性が示唆された。
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