日本植物病理学会報
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日本国内で発生したNodulisporium melonisによるメロン根腐病
(2) 同定
渡邊 恒雄佐藤 允通
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1995 年 61 巻 4 号 p. 330-333

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抄録
メロン根腐病の病原糸状菌Nodulisporium melonis sp. nov.の形態を記載,図示した。本菌のPDA培養菌叢は,白色,均一で,裏面は淡褐色またはクリーム色,分生子柄は直立,無色,単純,輪生または不規則に分岐,45-280×1.2-2.3μm,各分枝先端の胞子形成部位に分生胞子をシンポジロ状に2-9個を集合して形成,胞子離脱後は抜歯後状となる。分生胞子は無色,単胞,楕円形または不整形,2.5-13.8×1.2-3.0μm,離脱胞子には袴,または分生子柄の一部(3.0-10.0×0.4-1.0μm)が残る。
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