2019 年 59 巻 2 号 p. 150-154
香川大学医学部では, 平成30年 (2018年) 度に臨床心理学科を設置した. この目的は, これまで文化系の心理学科では不十分であった医学的な素養を十分に有する心理援助職を養成することである. 文部科学省への申請に先立って, 将来このような心理援助職が活動すると想定される県内の諸施設や自治体にそのような人材の必要性についてアンケート調査を行った. その結果, 香川大学医学部が想定している心理援助職の養成については賛同する意見が多く, また将来的な雇用へも前向きな意見が多くみられた. 国家資格としての公認心理師が認可され, 心理援助職に対する社会の関心や期待も高まっており, 本論ではその役割と人材像について考察した.