京都文教大学
2021 年 61 巻 6 号 p. 516-521
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本稿は,中国に古来から伝承された気功を身心医学に活用しようとするための序論と呼ぶべきものとなっている.気功は導引,吐納,静定,存思,内丹の5つにその鍛錬領域に応じて分類できるが,現代の気功は最初の3つに焦点を絞って,誰でも活用できる健康増進の技術として紹介されている.しかし,気功の本質は存思や内丹へと進み,とりわけ内丹における自発動の活用に隠されているということができる.ここでは自発動について私見を述べ,その可能性を検討した.
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