色再認における記憶色の効果
ジャーナル
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1971 年
41 巻
6 号
p. 322-325
詳細
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発行日: 1971 年
受付日: 1970/12/14
J-STAGE公開日: 2010/07/16
受理日: -
早期公開日: -
改訂日: -
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訂正情報
訂正日: 2010/07/16
訂正理由: -
訂正箇所: 論文抄録
訂正内容: 訂正前 : 具体物の形に切りぬいた色紙をサンプルとして, それにスリガラスをかぶせるという操作を加えて記憶色の効果の現われ方を観察することを目的とする.
具体物の教示, 例えば“これはレモンです”を与えて, 各サンプルを提示して, 2-3秒間観察させ, 5分後にマルベ式混色器をもちいて等色実験を行なう. 各サンプルの等色実験が終了した所で, 同時比較 (実験条件からいって厳密には継時比較であるが) により等色を行なう.
等色条件は下記の通りである.
I. 具体物の形に切りぬいた色紙をそのまま提示する.
II. Iのサンプルの上にスリガラスを置く.
III. Iのサンプルから被験者の方向へ1.8cmの位置にスリガラスを置く.
5名の被験者の平均を整理した結果, 同時比較による等色値については各条件間の差異はみられない. 再認による等色値については記憶色の効果が現われている. 特にスリガラスをかぶせたサンプルは効果が顕著である. 標準偏差については全体として再認の場合に大きくなる傾向がある.
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